バリは南半球の島②
『同級生は78歳!?』 【By Teacher Yumi】
「Hello, how long have you been studying here in Bali? (バリにはどれ位いますか?)」
と私が問いかけたのはYさんでした。
60代に見えたその方は福岡県出身。なんと78歳だと聞いてびっくり!日本人なら誰もが知る新聞社で長年ジャーナリストをされていました。将来は海外で日本語を教える夢のため英語留学をしているそうです。
とても78歳に見えないパワフルなYさん!きっと夢や目標がその方に若々しさと元気をもたらしているのかなと想像しました。素晴らしい!
Yさんと、私の同期のEさん(東京の40 代)とMさん(大阪の20代)、そして私の4人は留学中は度々街中のカフェやレストランにお茶や食事に出かけました。EさんはOLです。英語を話せるようになりたいとひと月間のバリ留学に来られていました。Mさんは2ヶ月のバリ留学の後はカナダへ1年間ワーキングホリデーへ行くとのことです。出身地も年齢も職業もバラバラの4人が「英語学習」という共通の目標の元にバリで出会い、共に語ったり分かち合ったりしていたのです。貴重な経験でした。そして最高に楽しかっ た!!です。
語学学校はほとんどが先生と生徒のマンツーマン授業でした。先生は英語を話すバリ人(日本語は話せない)ですから、授業を受ける限り、生徒は一日中英語 漬けでトークしなければなりません。しかし留学の友人たちはそれがあまり辛いとは思わないという意見が大半でした。
バリ人は概して穏やかで親切で控えめな 性格です。どこか日本人と似た「まず相手を尊重する」 という民族性には親しみと安心感を覚えたのでしょうか。そういえば「バリ人と日本人の魂は相通じるものがあると思う」と真摯な表情で語ってくれたタクシーの運転手さんがいました。なるほどと感じたものです。
それぞれの生徒には担任教師が付きました。私の担任はアデル先生。いつもお洒落なヒジャブ(ムスリムの女性のかぶり物)を 身につけた、明るく優しくて笑顔がとても素敵な先生です。(続く)
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